読み終えていらなくなったら土に埋める絵本「TREE BOOK TREE」
アルゼンチンで小さな子ども向けの本の出版社が作った絵本は、読み終わったら廃品回収ではなく、土に埋める方がいいらしい。なぜなのか。
日本もそうですが、アルゼンチンでも多くの新刊が毎年発行されています。
アルゼンチンでは年間1500タイトル、月に600万部の本が出版されます。ページ換算で、日に4500万ページ分となります。その原料は全て木。
そこで子ども向け書籍の出版社Pequeño Editorは考えた。
次に繋がる本を作ろうと。
この絵本に使われる紙にはジャカランダ(ノウゼンカズラの仲間の木)の種を混ぜて漉き、印刷は環境に配慮したインキで行われました。読み終わってもういらなくなった本は、土に穴を掘って埋めてしまいます。しばらくすると埋められた本は土へと還り、ジャカランダの芽が出てくるのです。
木から生まれた本をまた木にしようという試みなのですね。
コンクリートジャングルな街だと、埋められるような土の大地(私有地)も少ないでしょうから、どうしたらいいのでしょうね。大きな鉢にでも埋めますか。
- 2015-05-10 (日) 12:03
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