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デザインのひきだし 15

Inspiration and Process in Architecture
出版社: グラフィック社
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デザインのひきだしは今号も内容が濃い。
濃すぎて重い。
濃すぎて厚い。

本当に厚いんです。
ほら。
Inspiration and Process in Architecture
・・・ね。巻末の2/5くらいが「大和板紙スペシャル見本」となっていて、板紙だけに26枚でこの厚さ!

他にも初版限定実物見本として、「本文用紙・紙厚比較早見表」「ヴィンテージゴールド4枚」「遠山式アナグリフ(メガネ付き)」「バーチャグラム」「シンクログラム」「Wedys」「安くてすてきな薄色紙」がとじ込んであったり、付録になっていたりします。

実物見本や付録に注目しすぎて特集の紹介を忘れていました。第一特集は「1冊の本づくりから大量発注、コストダウンの技まで 自分で印刷・加工を発注しよう!」表紙にも書いてあるのですが、この部分がレンチキュラーになっていて正面から撮影orスキャニングすると文字が見えなくなるため一番上のような撮り方になりました。レンチキュラーは、細かいデコボコが線状に配置された樹脂を用いることで、見る角度によって見える絵柄を変えるというもの。一度は誰でも見たことがあるだろう印刷ですが説明では小難しくなりますので映像にしてみました。

もうちょっとズームイン。

フリーハンドなので、揺れていますが、そこは大目に見てね。

今回表紙に使われたレンチキュラーでは、最初と最後のコマの間に、8つのコマを入れてアニメーションにしているそうです(コマを多くしすぎても、動きに目が追いついていかず、なめらかに見えないんだそうです)。

この表紙のレンチキュラーは、巻末特集の「こんなに進化してるのか! 飛び出す!動く!3D印刷AtoZ」にて説明がありますし、没になった表紙レンチキュラーがプレゼントにもなっていますので、狙ってみてもいいかも。

第2特集は「デザイン誌・デザイン書編集者が選ぶ 2011年ベスト・ブックデザインはこれだ」
恥ずかしくも知らなかった本もあり、勉強になりました。

個人的には、今号から始まった秀英体の連載もおもしろかったですし、第1特集の「自分で印刷・加工を発注しよう!実践編」が特に役立つ情報が多くて勉強になりましたね。ガリガリ君ソーダ味をチョイスした北川一成さんの連載「北川一成の負けた」も意外性があってよかったです。ソーダ味が美味しいということが書いてあるんだもんw

今号も買ったら手放せない一冊です。
板紙の綴じ込みのおかげで少々ページをめくりにくいところはありますが、それはこれだけのボリュームにまとめていただいたからということなので、ニヤニヤしちゃう嬉しさはあっても苛々しちゃうこともないという、ボクにとってはツンデレ仕様なのですよねw

→デザインのひきだし・制作日記
http://dhikidashi.exblog.jp/

  • 2012-02-14 (火) 7:47
  • Books

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