ニューヨークの駅に設置された、ミャンマーの独房
今年の春くらいにアップされていた動画ですが、ビューワーも少なかったしエントリー。
2010年に20年ぶりの選挙が行われたミャンマー。1990年に国民民主連盟が圧勝するも、軍事政権は結果を認めず、政権と対立する人々は政治犯として投獄されたりアウン・サン・スー・チーさんのように軟禁したりしていたわけだが、20年ぶりの選挙も公正さに欠くことは指摘されていた。
この映像のインスタレーションは、Human Rights Watchがニューヨークのグランドセントラル駅に設置したもので、格子状に独房のイメージが映し出されている。
牢屋の鉄格子はペンになっており、通りかかる人がその鉄格子(ペン)をはずして、解放への署名ができるようになっている。もちろんこの映像のイメージのような独房かどうかはわからないので、むやみに情に訴えすぎていないかということは心配にはなるが、未だにそういう現実もあるということを周知するには、そして他国の人でも気持ちを署名という力に変えることができることを知ってもらうには、考えられたインスタレーションかと思う。
- 2011-06-23 (木) 8:30
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