壁に耳あり、口もあり。DVの怖さと問題を伝えるメッセージが聞こえる壁「Talking walls」
11月25日は国連が定めた女性に対する暴力撤廃の国際デーです。
この日に合わせて、12月2日までの期間、スペインのマドリッドにあるアトーチャ駅に「壁」が設置されている。
スペインでは毎年60人近くの女性がDVで亡くなっている。
そのうち7割には子どもがいる女性だそうだ。
ということは、毎年40ほどの家庭の子たちがママを失っているということになる。
しかも子どもたちは少なからずDVを目撃していることが多い。
事件が起きても子どもたちはDVの加害者である父親の親権から抜けられないケースが多い。
恐怖の中で生活を強いられることになる。
そんなことはあまり知られていない。
家が喋ってくれたらわかるのに。
ということで、メッセージが聞こえる壁が誕生した。
壁に耳を押し付けると、そんな子どもたちの事情や、父親も1年程度で刑務所から出てくるというおぞましい真実が聞こえてくる。
今一度DVについて考えてもらうきっかけに。
- 2018-11-24 (土) 10:01
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