ジョン・マルコヴィッチ脚本・主演、100年後にしか公開されない映画「100 Years -The Movie You Will Never See」
映画「マルコヴィッチの穴」をはじめ、多くの作品に出演している個性派俳優ジョン・マルコヴィッチ。彼が脚本した映画「100 Years -The Movie You Will Never See」が公開される。ただし約100年後。
トレイラーは公開されているので見てみよう。
監督はロバート・ロドリゲスさん。舞台は今から100年後の地球。そして公開日も今から100年後の2115年。うむ、確実にボクは見られないね。何か革新的な医療の進歩でもない限り。
実はこの映画、コニャック(お酒)の「ルイ13世」が制作しています。「ルイ13世」が完成まで100年かかるお酒だそうで、このお酒のためのデカンタもセラーマスター4世代がつくり上げるようなものなんだそうです。だから今年作り始めた「ルイ13世」は、映画と同じく100年後にしか楽しめない。
そんなことを言っても映画は見られるようになるんでしょ?と思うところだが、厳重に金庫に入れられ、その日が来るまで扉が開かないそうだから困ったもんだ。サグラダ・ファミリアの完成を目にすることのなかったスペイン市民のような気持ちだろうか。
▲サイトを訪れるとカウントダウンが進んでいる。日付の上にある「ロードショーまで99年」が重々しい。
上記サイトやYouTubeでは、未来予想の動画やマルコヴィッチへのインタビュー動画、メイキング動画などは見ることができる。金庫の様子は後日アップされるようだ。
映画というものはお金がかかるので、なるべく早く興行収入として回収したいところだが、PRとして使うニュアンスが大きいとこういうこともできるのだなぁ。だって「ルイ13世」がどんなお酒か、どんな味か気になってきましたもん。してやられたり。
→100 Years
http://www.louisxiii-cognac.com/#100-years--discover
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