衆人環視の中、用がたせますか?イギリスの調査権限法の問題を可視化させるためのドッキリ「Snoopers Charter - Very public toilet」
入った公衆トイレの壁がいきなり透けて、中からも外からも丸見えになったらどうしますか?
なんだか興奮するという少数意見もあるかもしれませんが、多数の人は怪訝な顔をするでしょう。
そんなトイレがどこにあるんだよ!
あったんです、イギリスに。
大分のスモークトイレは入ると外から見えなくなるものでしたが、これは逆。入ると中も外も見放題!
なんだなんだと驚いていると鏡扉のキャビネットを開けるようアナウンスがあります。キャビネットを開けるとそこにはこんなメッセージ。
「本当にごめんなさいね。でもあなたのプライバシーはこんな風にさらされようとしているんです。」
と穏やかではない言葉が。
今、イギリスではInvestigatory Powers Bill(調査権限法)が議論されています。この調査権限法は、簡単に言うならばiPhoneなどスマートフォンの暗号技術も捜査機関であれば解読できるようにしなければならないという法律です。この背景にはテロなどの重大犯罪が増えていることがあり、犯罪の未然防止や検挙には必要と考えられています。しかし、それはもしかすると一般市民のプライバシーをも侵害する可能性があるため、このようなわかりやすい方法で可視化して問題提起しているんですね。
でもこれだと、用をたしたかった人の便意・尿意問題は解決されませんね。
- 2016-06-09 (木) 8:21
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