京都文具探訪
size:A5正寸
P:92ページ
製本形式:並製本 アジロ綴 天アンカット
著者:ナカムラユキ
発行:アノニマスタジオ
ナカムラユキさんの新刊『京都文具探訪』が本日発売。
一般のお店だと10日くらいから並び出すかもしれませんが・・・
発売前に拝読させていただいたり、
印刷フェチにはたまらん装丁情報いただいているので、後で追記します。
というこで、追記。
ナカムラユキさんがふと入った京都の昔からある文房具屋さんに、静かにとても永い間眠っている文房具を発見!
それは昭和30年~40年代のデッドストックの、色あせたりはしているものの、箱などのデザインがすごく素敵なものや、少しチープっぽさもあるけれど今ではどこにも売ってないようなものばかり。
他にもこういうお店があって、こういう古いものが残っているんじゃないか・・・
その後、京都のお店を何件かまわられて、やっぱりいろんな文房具に巡り会い、まとめられた結果こんなボリュームのある一冊になっています!
見ていると懐かしさもありつつ、新鮮さもある。
やっぱアナログっていいなぁなどと思うこのごろ。
と、デジタルで文字を打ちながらw
このブログをずーっとご覧いただいている方(希有)には、
「おっ!これって・・・」と思うところもありますよ。
探してみてください。
さて、印刷、装丁としての情報。
アノニマスタジオ丹治さんと凸版印刷ドリームチームが今回もこだわりぬかれて
います!
本文用紙:PGハイパーショール A判T目45kg
表紙:地券紙 L判T目20kg
カバー:オーロラコート 四六判Y目135kg そで110ミリ
見返し:PGハイパーショール A判T目52kg
そして、特に必見なのはカバー表紙。
ナカムラユキさんスタイリングで、カメラマンは首藤幹夫さん。
いろんな文房具が配置されているのですが、これ、トンボの変わりにてぐすを四方に貼って採寸し、帯文字を撮影時にピンセットで乗せ、真俯瞰で撮影なんです。
一枚の写真=文字を含むカバー全て(バーコードなどは除く)。
つまり、デジタル最小限だってこと。
書店員さんに変な目で見られるかもしれませんが、ボクのお勧めとしては、ぜひカバーをめくって一枚の写真として見て欲しいです。
その次に、細かくチェック、と。
中の紙もね、時が経つごとに変化を楽しめると思いますよ。
そんな紙なのです。
PGハイパーショールは白色度も高く、超崇高ながらしなやかでめくりやすくコントラストが鮮やかな紙なのです。
あまり多言しませんが、時々本棚から出してみると、前読んだ時とは違った表情を見せてくれるはずなので、何年も何年も、まるでこの本の中に登場する文房具のように楽しめると思います。
→trico+(ナカムラユキさんのお店)
http://tricoplus.petit.cc/
→アノニマスタジオ
http://www.anonima-studio.com/
- 2007-11-07 (水) 7:58
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