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間違ったニュースサイトのURLで山火事に対する募金を促す。SeSocioによる「The Right Mistype」

SeSocio The Right Mistype

アルゼンチンでは近年山火事が多くなっているそうです。
山火事で100万ヘクタールが消失したとも言われているそうだ。

その山火事と闘っているのは、消防士たち。
いのちを掛けて消火活動を行っている。

しかし、アルゼンチンのニュースサイトではこのニュースがあまり採り上げられていません。
どうでもいいようなニュースがトップに並び、山火事のニュースは本当に小さく表示される程度。
これでは消防士の活動を支えるための募金も集まりません。

そこでSeSocioはニュースサイトのドメインに似たドメインを多数取得した。
似ているけどちょっと違う。
よくタイプミスをしたら出てきそうな文字列のドメインばかりだ。
タイプミス、実はこれが狙い。
大手ニュースサイトが大々的に報じてくれないのなら、ニュースサイトにアクセスしようとした人を誘導すればいい。
でもそんなことできないから、タイプミスに期待するのです。
ニュースを見ようとしてたまたまタイプミスをすると、SeSocioが用意したサイトが表示されます。
それはニュースサイトのようなデザインになっているものの、記事は山火事のものばかり。
事態の深刻さがわかってもらえます。
そしてそのニュースサイトがタイプミスを狙ったものであることや、消防士たちに募金して欲しい旨のメッセージが表示される。

これも寄与したのか、山火事に対する募金額はそれまでに比べ353%と一気に増えた。
本当は大手ニュースサイトがやってくれたらいいんでしょうけどね。