本当の心を解き放とう。UNAIDSによるキャンペーン「Unbox Me」
子どもの頃、宝物を箱に入れて大事にしていたことはありませんか。
その宝箱を、ある理由から隠していた子どもたちもいるのです。
単に宝物を誰かに見せたくない子どももいるでしょう。
今回はその理由についてではありません。
心と体の性が一致しないと感じるトランスジェンダーの子どもたち。
たとえば男の子として育てられてきたけれど、どうしても受け入れられない子どもたち。その子たちが宝箱に入れているものは、宝物でもあるし、隠したいものでもあることが多い。女性用のお化粧道具とかね。
なぜ隠したいのか。
周囲の反応を気にして、トランスジェンダーに負い目を感じてしまったりするからという理由が大きいでしょう。
それは決して良いことではありません。
そこで、トランスジェンダーの大人の人に、トランスジェンダーの子どもたちの宝箱のようなものを作り贈った。
それを開ける動画を撮ってもらうためだ。
中から出てくるアクセサリーやお化粧品。
子どもの頃の辛い記憶も蘇る。
今の子どもたち、トランスジェンダーの子どもたちにもうあの時の自分のような思いはして欲しくない。
どんな個性も認められる社会になって欲しい。
そのためのキャンペーンなのです。
これが行われたのはインド。
インドはヒジュラーが第三の性として公認されたり、人々のトランスジェンダーへの心の障壁は少ないのかもしれない。
日本では学校教育の中でそのような教育はあるのだろうか。
- 2022-04-02 (土) 7:30
- TV・CM