ホームレスに住所を。アイルランド郵便による取り組み「An Post - Address Point」
アイルランドには約1万人のホームレスがいるそうだ。しかも1/3が子どもだという。
ホームレスには家がない。当たり前のことだが。
そして家がないということは、住所が存在しない。
これも当たり前かもしれない。
しかし一度住所や家を失うと、次の社会復帰がとてつもなく大変になる。
就職時に住所が書けない。
家も借りれない。
大事な書類や荷物の送り先が指定できない。
そこでアイルランドの郵便An Postは、ホームレスのために住所発行サービスをはじめた。
実際には存在しない住所を生成し、そこ宛の手紙や荷物は郵便局で保管してくれるサービスだ。
どれほどのホームレスがこのことを知って使ってくれるのかわからないし、登録したはいいがそのまま手紙を取りに来ない人もいるだろう。
それでもこのサービスを使って社会復帰してくれる人がいるはずだ、きっと。
- 2019-04-11 (木) 8:30
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