携帯電話から生まれた恋。そして初めてのデート。Movistar MXの啓発CM「Love Story」
携帯電話やインターネットが当たり前になって、会ったこともない誰かに恋をすることもよくあることだ(昔から文通相手に恋したりもあっただろうし、同じなんでしょうけどね)。
彼と彼女もまた携帯電話を通して恋をして、デートすることになった。
携帯電話を通していつしかお互い好意をもちはじめ、彼や彼女からメッセージが届くだけでなんだか嬉しくなってしまう日々。あぁこれは恋ですね。
写真を送ってよ。
写真?何の?
今何してるのかと思って。
お互いちょっとかわいく、ちょっとかっこよく見える写真を撮ったりなんかして、少し恥ずかしいような、嬉しいような。あぁ、まさしく恋ですね。
そして実際に会おうという話になる。
いつ?
今度公園で。
おめかしする二人。
やっと会えるんですものね。
公園の待ち合い場所に向かう二人。
あの写真の彼、彼女がそこにいる・・・はず・・・
彼女はそこに彼の姿を見つけることはできなかった。
そこにはただのおっさんがいるだけだった。
彼もまた彼女の姿を見つけることはできなかった。
そこにもただのおっさんがいたからだ。
二人とも最初からおっさんだったという話。
携帯電話からの出会いは、本当に相手が思っている人ではない可能性があり、警戒しないと犯罪に巻き込まれるかもしれませんよと訴えているのだ。女の子目当てのおっさんがやってくるかもしれないし、男の子目当てのおっさんがやってくるかもしれない(おっさんがいけないのか?w)。
Movistarはメキシコの通信会社。
日本で言うならdocomoやauやソフトバンクが「携帯での出会いは危ないよ!」とCMしているようなもの。こうやって自らのサービスの危険性をちゃんと伝えるのは好感が持てます。「毎日何かあげます」とか「金曜にはこれあげます」ばっかり言ってないで、そういう社会問題に向き合ったCMも有りだと思うのですけどね。バリエーションとして。
- 2017-05-02 (火) 7:39
- TV・CM