13人のイラストレーターによって絵が描かれた小児科病棟「des personnages et des sourires sur les murs」
たいてい病院は殺風景で寂しい。大人用の病棟ならまだしも、小児科病棟はもっと楽しくさせてあげたい。
これはフランス パリのネッカー病院の小児科病棟の壁にイラストを描いた、13人のイラストレーターの動画です。
2014年の4月から11月までかけて、13人のイラストレーターがそれぞれに病棟の壁にイラストを描いた。描かれているイラストには、見ていて笑顔になれそうな愛らしい動物のキャラクターが多く、やさしい色付けがされてある。
参加したイラストレーターさんは次の13人。
Stéphanie Blake, Isabelle Bonameau, Pascale Bougeault, Malika Doray, Bénédicte Guettier, Kimiko, Alan Mets, Dorothée de Monfreid, Lucie Phan, Claude Ponti, Audrey Poussier, Anaïs Vaugelade, Myrha Verbizh(敬称略)
病気で苦しむこどもたちが少しでも楽しくすごせる工夫はいろんな病院で行われている。このブログでも
『手術室までの廊下の壁に光の動物が出現する「The Nature Trail – Jason Bruges Studio」』
『ロイヤル・ロンドン・ホスピタルの小児病棟に設置された、子どもが楽しめる巨大な家具やインタラクティブなテレビ「Woodland Wiggle」』
といった、かなり大掛かりなものも紹介してきましたし、
『悪と戦っていない時のアメコミヒーローは、小児病棟に現れ子どもたちを励ますのだ「Superhero Window Washers」』
のように、ヒーローに活躍してもらうアイデアもあります。
今回のイラストレーターによる活動は上記の3つのアイデアよりやりやすいかもしれない。近くの美大のゼミにフィールドワークの一環として協力してもらうのも方法としてはアリだろう。それで子どもたちの苦痛をやわらげることができるならば、多くの病院で検討してみてほしい。
小さい頃、受け付けに置いてあった金魚につられて病院に行っていたボクはそう思うのでした。
- 2015-01-07 (水) 8:43
- Mawari-Design