観客のいないスタジアムに響く9万3千百人のファンの声援。アプリで繋がる選手とサポーター「Mobilizing The 12th Man」
2011年、アラブの春という民主化運動の発端になった北アフリカのチュニジア。現在も政治的混迷は続いており、政府は市民による集会を禁じています。大勢が集まることが許されていないので、国内サッカーリーグも無観客試合が続いているそうです。C.S Hammam-Lifの選手は言う「ファンは自分たちのモチベーションの半分を占める」と。
その日、スタジアムにはファンの声援が響いていた。
もちろん観客はいない。
そこにあるのは40台の巨大スピーカー。
しかしその声援は、全くのウソではない。
テレビの向こうで見ているファンが、専用アプリでボタンをタップすることで、スタジアムのスピーカーからその音が流れる仕組みとなっている。12番目の選手の声もあってか、C.S Hammam-Lifは1-0でこの試合に勝った。実に93100人のファンがこのアプリで声援を送ったんだそうですよ。
- 2013-07-15 (月) 10:12
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