貴重な写真で振り返る、スペースシャトルの歴史
The Atlanticが「The History of the Space Shuttle」と題して、先日打ち上げられたSTS-135で最後となるスペースシャトルの歴史を特集していますので、抜粋してご紹介。上の画像は1981年4月12日に打ち上げられたスペースシャトル「コロンビア号」STS-1。
スペースシャトルをボーイング747に乗せて運搬するために、模型で風洞実験が行われました。あの大きな機体を乗せて飛ぶわけですから、ちゃんと設計しないといけませんよね。1975年11月6日。
燃料タンクを作っているところ。こう見ると大きさに驚きます。1977年2月1日。
ボーイング747キャリアから切り離されて着陸実験をするプロトタイプのスペースシャトル。1977年1月1日。
帰還したコロンビア号(STS-1)。この広大な土地があってこそのプロジェクトだったんだと思い知らされる一枚。ケネディ宇宙センターにて。1981年4月14日。
真夜中の打ち上げ。1986年1月12日。
カリフォルニアの空軍基地で移送されるエンタープライズ号。もっと道のサイドを削ろうよ!ちなみにエンタープライズ号はスタートレックから名付けられたもので(要望に応えてフォード大統領が名付けたとか)、宇宙には行ってない実験機です。1985年2月5日。
スペースシャトル最初の大きな事故、チャレンジャー号の爆発。打ち上げからわずか73秒後のことでした。1986年1月28日。
哨戒飛行をしているF15の向こうに打ち上げらたエンデバー号。2001年12月5日。
チャレンジャー号の宇宙飛行士が宇宙遊泳をしている写真。美しいけど、このまま離れていったらどうしよう、なんて思っちゃいますよね。1984年2月12日。
使用済み燃料タンクはお荷物にすぎません。空になったら切り離して落下させます。STS-115の時の写真。下に畑が見えていますが、燃料タンクはこの後大気の摩擦と圧力で分解して消滅します。燃え残った残骸はインド洋に落下します。2006年9月。
個体ロケットブースターはパラシュートで大洋上に落下し、回収されます。
747の背中に乗って、ケネディ宇宙センターへ運ばれるコロンビア号。2001年3月1日。
フロリダ沖でサーフィンをする男の子に見守られながら、スペースシャトルディスカバリー号STS-95の打ち上げ。向井千秋さんが2回目の宇宙飛行をした時ですね。1998年10月29日。
スペースシャトル2度目の大きな事故。コロンビア号の空中分解。2003年2月1日。
多くの犠牲もありましたが、それ以上に多くのそして大きな夢を乗せて宇宙へと飛び立っていったスペースシャトル。1970年代に生まれたボクにとっては気がついた時から夢の乗り物でした。ひとつの時代が終わりますが、最後のスペースシャトルSTS-135帰還までしっかり見ておきたいと思います。
まだ紹介しきれなかった写真がありますので、気になったらリンク先にどうぞ。1280pxの画像で見ることができます。
→The History of the Space Shuttle - The Atlantic
http://www.theatlantic.com/infocus/2011/07/the-history-of-the-space-shuttle/100097/
- 2011-07-10 (日) 10:27
- 4c'sn.
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