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裏から伸びる手。恐怖の携帯電話。STAMMAのキャンペーンCM「Don't Hang Up. Hang On.」

Don't Hang Up. Hang On.

車はいつ取りに来る?いつでもいいよ。

電話の先で話す彼が答えようとするが、うまく喋ることができない。
持っている携帯電話の裏からは謎の手が伸びてきた。
彼に呪をかけているのか、彼が恐怖で喋れないのか。

ハロー?
誰かいる?聞こえてるのか?

相手の声は届いているが、うまく声が出てこない。
なんとか絞り出すように、彼は「明日でもいいかい?」と言うことができた。

彼が喋れなかったのは、呪いでも恐怖でもない。
彼は吃音症だったのだ。

吃音症は緊張や恐怖やそんなことは関係なく、スムーズに喋ることができない。
だから誤解されることも多い。

STAMMAは、吃音症の人たちを励まし、社会に吃音症を正しく理解してもらうために動いている機関で、このCMもそのキャンペーンの一環として放映されています。

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