公共バスをスクールバスのようなデザインにしたら破壊行為は止まるのか?「COTRAL - ANTIVANDALISMO」
イタリアのラツィオで公共交通を運行しているラツィオ州交通社には悩みがあった。それは止まらないバスへの破壊行為に対する悩み。
落書きのような軽微なものから、本当にバスが“破壊”されるものまで、年間で何百件もの破壊行為を受けているという。
それにより毎年新しいバスを10台も購入するはめになり、200万ユーロ(約2.6億円)の経費がかかっている。
どうにかしてやめさせる方法はないか。
そこでバスをラッピングするアイデアが生まれた。
ラッピングされたバスは、さながらスクールバスのような黄色い外観。
そしてバスのサイドに大きな文字でこう書いた。
「破壊行為を解決する方法は、成長することだ。」
つまり、バスに対してそんなことをする人は、ガキなんだよ!と。
相手をバカにして喧嘩を売る手法です。
ニュースでも採り上げられたこのアイデア、うまくいくのか、どうなのか。
大人になんてなりたくない、大人の決めたルールなんてクソ食らえな中二病の犯人がいるなら、バスに書かれたこのメッセージは逆効果になるかもしれない。
まだまだ子どもだと言われた恥ずかしさが勝るのか、犯人の開き直りが勝つのか。
興味深いところではある。
- 2018-04-07 (土) 8:11
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