ローレンスさんの部屋の謎を探れ!フランスで行われた謎解きイベント「Laurence’s secret」
一人の女性の部屋がある。
この部屋の持ち主は、ローレンス・コテットさん。
彼女がいないこの部屋で、彼女について調べましょう。
参加者は部屋の中で様々な“痕跡”を見つける。
赤く染まったカーペット。
冷蔵庫には賞味期限切れの食材。
鏡は割れて血のようなものがついていて、洗面台にもカミソリと血。
香水ボトルは蓋を開けたまま置いてあり、あちこちが散乱している。
彼女はどこだ?
参加者は部屋に残ったヒントから推理をする。
彼女は既に死んでいるのではないか?
夫に殺されたんじゃないか?
などと。
一体真相はいかに?
そして、この部屋は現実のものなのか、架空のものなのか?
と、ここでテレビが着き、一人の女性が映し出される。
彼女こそ、この部屋の持ち主であるローレンスさん本人。
見た目は落ち着いた感じの女性だ。
しかし彼女の口から出た言葉に、参加者は驚く。
この部屋は彼女が2010年まで6年ほど暮らした部屋を再現したものだと言う。
なぜここまで荒れているのか?
それは、彼女が当時アルコール依存症だったから。
カーペットを染めていたのは赤ワインで、アルコールばかりを欲するために食事がおろそかになり食べ物は賞味期限切れになる。香水ボトルにもお酒をバックアップのために入れていたり、依存症の自分の顔を見たくないから鏡が割られていた。
フランスの女性の1割はアルコール依存症だという。
アルコール依存症は周囲からわかりにくいこともあるが、この部屋のようにどうもおかしい痕跡が残っている場合が多い。周囲の人がそれに気づいくことで、早めの治療を行うことができる。
ということで、この部屋はレプリカではあるものの、本物のローレンスの部屋でした。
アルコール依存症、こわい。
サイトでも彼女の部屋を見ることができます。
→Le secret de Laurence - site pédagogique
https://lesecretdelaurence.com