全てを奪われた人たちに再び音楽を。ミュージック・ドネート・プロジェクト「Imagine Home」
今年の7月、イラクのモスルが奪還された。
それまでISに占拠されていたのだ。
ISに占拠されたこの街は、全てが奪われた。
建物も、多くの人の命も、そして音楽も。
音楽はISにとっては厳禁。
だから音楽学校も、楽器も破壊された。
奪還後の9月、ベルギー人特派員のRudi Vranckxさんが、彼らに音楽を取り戻してもらうための寄付プロジェクトを立ち上げた。彼はベルギーに戻り、多くの楽器とともに再びモスルに入り、音楽学校を再建した。
そして若い音楽家のために寄付サイトも立ち上げた。
それがこちら。
▲サイトにはベルギーの作曲家とモスルの難民の若い音楽家たちによって作曲された楽曲の譜面が表示されている。音符をクリックすると5ユーロからの寄付ができ、誰かによって寄付された音符は音が鳴るようになる。
サイトを見るとまだ音符が残っている。まだまだ寄付できる余地があるということだ。全部の音符に寄付がつくと、この譜面の楽曲を聞くことができるようになる。
寄付で集まったお金は、難民の音楽家たちの支援に使われるそうだ。
→Imagine Home
https://imaginehome.canvas.be/en
- 2017-12-22 (金) 8:03
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