盲目のカメラマン、フォルクスワーゲン・アルテオンを撮る「The blind photographer and the new Arteon」
Pete Eckertさんは盲目のカメラマン。
彼は人生の途中で視力を失った、中途視覚障害者ということになる。だから、視力があった頃の彼の記憶や経験も使って被写体を“見て”撮影されるという。
その彼に、新型フォルクスワーゲン・アルテオンを撮影してもらった映像がこちら。
まず自分の手で被写体となる車を確認し、三脚に固定したカメラを使い撮影を始める。
その時、彼は部屋を暗くするように依頼する。
真っ暗なスタジオの中で、彼は色とりどりのライトを車に当てていく。
その間、カメラのシャッターは開いている。
低速度撮影(バルブ撮影)をしているのだ。
そうして撮影された彼の写真には、光を帯びた車が出現している。
出来上がった写真の出来は、説明を受けることでOKの判断を下している。
彼が手で感じた彫刻的な車のデザインが、光によってより際立って見えるようだ。
美しいモノを見るのに、目は必要ない。
そんな彼の言葉がこの写真には宿っているようです。
彼の撮影した写真は、下記のページから見ることができます。表示されているのは3枚ですが、作品をクリックしたらスライドで10枚見ることができます。
→Beauty in every sense. - The new Arteon.
http://arteon.volkswagen.com/int/en/blindphotographer/index.html#/artworks
- 2017-08-03 (木) 7:48
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