フィリップ・スタルクによる、パリ・オリンピックのためのメダルデザイン「The Paris 2024 Olympic Medal」
世界的に著名なデザイナー フィリップ・スタルクが、2024年のパリ・オリンピック(開催未決定)のメダルのデザインコンセプトを発表している。通常のメダルと異なるのは、4つもあること。
▲4つのメダルは重ねるとサイドのカットラインが繋がるように設計されている。
▲裏のデザイン。紐付きの一枚とその他に3枚。そもそもなぜ計4枚なのかというと、支えてくれた人にあげるため。アスリートも一人でメダルを獲得できたわけではありません。コーチ、家族、恋人、友だち・・・そういう周りの人たちに支えられているわけです。オリンピックで得たその喜びを、そういうみんなと分かち合うために4枚にしているのです。
▲メダル入れも変わっています。
▲こんな風に中央にメダルが収められている。
▲渡す3枚のメダル用にもケースがデザインされています。
ただ、まだパリでのオリンピックは決まっていません。
おそらくロサンゼルスとパリで2024年と2028年のオリンピック開催になるだろうとされていますが、パリ開催が2028年になってしまったらメダルデザインも保留になったりするんでしょうか。
そもそも4枚にするとコストもそれだけかかりますから、どれだけこのコンセプトが実現できるのかは未知数です。個人的にはおもしろいとは思いますけどね。
→Philippe Starck
http://www.starck.com/
- 2017-07-26 (水) 8:05
- Mawari-Design