注文時に要らない食材を申告することで食品廃棄を少なくするアイデア「Take it off!」
ハンバーガーの中のピクルスが苦手な人、いますよね。ピクルスじゃなくてもトマトだったり、タマネギだったり、好みは人それぞれなので仕方ないです。でも食べる時に要らない食材を除けて食べると、除けた食材は廃棄物になってしまう。これはもったいない。
そこでMiami AD Schoolのayushi sariaさんが考えたアイデアがこちら。
注文の際に入れて欲しくない食材を申告することで、いくらかハンバーガーが安くなるというもの。
ピクルスを足すのに40セントかかるというとピクルスが好きな人は損な気がしますが、ピクルスが要らないと言えば20セント安くなる設定にしておけば、ピクルス好きな人もそうでない人もそれほど嫌な気持ちにはならないのではないか。
ハンバーガー 260円(ピクルス無)
※オプション:ピクルス 40円
ハンバーガー 300円(ピクルス有)
※ピクルス抜き 280円
つまり↑こういうこと。
人は基準の価格で判断しがちなので、込みの価格が基準価格ならストレスが少なくなる(ピクルス食べる派が多数の場合)。
あとは店舗側のオペレーションに伴うコストの問題。一人一人の好みで工程が変わってしまうと生産性が落ちるのは当然で、その分を上記の場合ピクルス原価-20円のうちから出さなくてはならなくなる。それができなければハンバーガー自体の価格アップか利益を減らすことになり、価格が上がればお客さんのストレスは増えるし客離れにもつながる。
食品廃棄がもったいないということだけでは計算できない歯車があるので、こういうアイデアを実現するには相当なシミュレーションが必要となるのでしょう。
これとは直接関係ないが、個人的には家電リサイクル料金は家電購入時の前払い方式の方がよかったような気がしている。
- 2014-09-11 (木) 8:37
- Video
- 南スーダンへ援助物資を投下できるアプリのコンセプト「Apple - CareDrop Project」
- 偉人達よ、いろんな広告には使うけど、安らかに眠れ。Miami Ad School ESPMのCM「Let them rest in peace」
- 撮影した人の顔をもとに、アダルト画像から似た顔の人を抽出してくれるアプリのコンセプト「BRAZZERS' DIRTY DOPPELGANGER」
- Chromeブラウザを使って映画ジュラシック・ワールドを宣伝するアイデア「Jurassic World Offline」
- 写真を撮ることで世界を救えるかもしれない、Flickrを使った募金のアイデア「Pic Aid」