筆と墨から広がる日本を舞台にした不思議な昔ばなしのアニメーション「Pincel de Zorro」
筆に瓶の中の墨をつけ、さらりと線を描く。するとそこから文字が浮かびあがります。「It all bigan with the ominous death of a fox」(全ては不吉なキツネの死から始まった…)と。墨は広がり、昔の日本をイメージさせる絵の中へと誘います。
アニメーションのストーリーはというと、しおりの父親が狩猟でキツネを狩ってきた。キツネの毛皮を売ろうと決めた時、不思議な女性が訪問してくる・・・というもの。
制作しているのが日本人ではないことはわかりますよね。タイトルや文字からもそんな雰囲気は伝わってきますが、一番は最初の墨の入った瓶。欧米のペンはインク瓶を使いますが、日本の毛筆では硯を使うのが一般的です。日本人感覚で見ると、映像の最初の瓶で不思議な感覚になるのでしょう。
ではどこの国の人が作ったのか。
答えはスペイン。スペイン人モーショングラフィックデザイナーのHug Codinachさんによるアニメーションでした。それはそれでびっくりですね。
→Pincel de Zorro
http://www.pinceldezorro.es/
- 2011-12-13 (火) 11:45
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