隣接する店舗が何かわかる点字ブロック。Cemento Solによる「SightWalks」
日本生まれの点字ブロックは世界中に広まっています。
方向を示す線型と、警告を示すドット型の組み合わせにより、視覚障害者のちからになっています。これがペルーで進化しました。
点字ブロックはそれだけで十分機能していますが、どこか目的地に行きたい場合にどこまで進めばいいのかはわかりにくい。
そこで、ペルーのセメント会社が新たな点字ブロックを開発した。
それが縦横のラインの組み合わせのブロックです。
まず横のラインでこのブロックがあることを知らせ、縦のラインの数で近くに何があるかを示しています。一本ならレストラン、二本なら銀行といった具合です。
細かい業種や店名などは示せないのですが、これだけでも目的地近くに来たことがすぐにわかる。
あとはこのルールを視覚障害者の方々に周知させることが大事になってきますね。
まだまだ点字ブロックの可能性が感じられるイノベーションでした。
この試みは、カンヌライオンズのデザイン部門で今年グランプリに輝いています。
- 2024-08-15 (木) 14:15
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