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片腕片脚のスイマー、東京オリンピック決勝を戦う。ラコステによる「Le 9ème couloir avec Laurent Chardard | Lacoste」

Le 9ème couloir avec Laurent Chardard | Lacoste

現在パラリンピックが開催中ですが、パラリンピックに出場するパラリンピアンたちは身体的なハンディキャップがあるためオリンピックの舞台に立つことが難しい。しかし、技術はそれを可能にした。

パラリンピック フランス代表のスイマー ローラン・シャルダールさんは片腕片脚がないハンディキャップを背負っている。
四肢のある選手と比べると、水をかく力が劣る。
タイムが遅くなる。
だからオリンピアンとは勝負ができない。
と、思われてきた。

この日、パリのプールにローラン・シャルダールさんがいた。
東京オリンピックの50m自由形決勝戦に臨むためだ。
もちろん東京の会場には彼はいない。
だが彼は決勝戦を戦えるのだ。

この日用意されたのは、オリンピック選手の位置をリアルタイムにプールに映しだすシステム。
東京の会場で選手が泳げば、パリのプールのレーンで光が動いていく。
疑似的に同じ時間に決勝戦をたたかうことができるというわけだ。

そしてスタートの時。
世界の人が東京のプールに注目しているなか、1人パリのプールに飛び込むローラン・シャルダールさん。
同時に他のレーンには光が進み出す。
光からぐんぐん離されていくローラン・シャルダールさん。
最後は他のレーンの光が全て消えた中をゴールした。

彼はいま、確実にオリンピック決勝を戦ったのだ。

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  • 2021-08-31 (火) 7:30
  • Video

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