食べ残すくらいなら最初からその分を寄付しよう!「Pizza2Goによる「3/4 pizza Box」
中東ドバイでのお話。
断食月とされるラマダン期間中は、日が出ている時間の飲食が禁止されます。
しかし、日が沈んでからは食べてもOK。
だからみんな食べる。が、食べきれなくて残す。
ある調べによると、ラマダン期間中の食べ残しは25%にもなるそうで、もったいないだけではなくイスラムの精神からも逸脱してしまっているという、なんとも本末転倒な事態に陥っているそうだ。
そこで、現地のピザチェーンのPizza2Goは、どうせ残すんだから寄付してもらえばいいと、専用のピザボックスを制作した。
箱はL字型をしていて、円形のピザは入らないがちょうど25%分がない(つまり3/4サイズのピザ)ピザならジャストサイズだ。
3/4サイズのピザは焼き上がってから1/4分を切り取るのではなく、生地を伸ばした段階で切り取っておく。
これで食品の無駄は出ない。
そして切り取った1/4分のピザ代は寄付にまわされるのだ。
食べ残しの無いお客さんだと困った仕様ではあるが、1枚は食べきれないと判断したお客さんにとっては良い選択肢かもしれない。出費は同じだけどね。
ピザ屋さんとしては損が無いようにも見えますが、この特注のボックスは通常のよりコストがかかりそうですし、1/4分の生地を切り抜く手間もかかっていることを考えるとそうでもなさそうだとわかりますね。
- 2021-05-08 (土) 10:00
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