スパイク・ジョーンズによるCMから16年ぶりの続編で華麗に方向転換!イケアのCM「Lamp 2」
IKEAのCMには印象深いものが数多くありますが、2002年にスパイク・ジョーンズ監督が手がけた「Lamp」もそのひとつです。
この「Lamp」の続編が制作されたというから見てみると、世の流れに合わせて華麗に方向転換していたのでご紹介。
まずは2002年のCMからどうぞ。
捨てられたランプが雨に濡れています。
なんだか悲しげ。
最後におっさんが出てきてこう言います。
「あなたはきっとこのランプに申し訳ない思うでしょう。でもそれはクレイジーだ。ランプは何も感じてない。新しいモノの方がより良いのです。」
古いモノに感情移入しすぎて捨てられないのはダメだというわけです。
この時代はこれでもよかったのかもしれませんね。
そして16年後。
続編爆誕!
こうなりました。
捨てられていたあのランプからのスタートです。
雨があがり、ゴミ収集車がやってくる前に、ランプは少女に拾われます。
少女は家にランプを持ち帰り、付いていた白熱球からLED電球に交換しました。
電源を入れると、ほんわかした暖かいあかりがともります。
ランプはふたたび使われることになったのです。
カメラはランプの灯る家から離れていきます。
すると、あのおっさんがやってきてこう言います。
「あなたはきっとこのランプに満足していることでしょう。それはクレイジーではありません。モノをリユース(再利用)することの方がずっと良いからです。」
これが16年の歳月ですw
華麗に手のひらくるりーん!
それにしても、過去のメッセージが現在のそれとは違っていても全く無かったものにせず、それを利用して現在のメッセージをより強く伝えるIKEAの強さを感じます。上手さもね。
- 2018-09-12 (水) 8:32
- TV・CM