小児病院を訪れたサンタが、突然髪を切った。ブラジルのキヤノンが行ったサプライズ「Uma visita inesquecível」
この日、サンパウロの小児病院では子どもたちがあの人が来るのを待っていた。
病院内に飾り付けをして、わくわくしながら待っていた。
赤い服を着た、あのおじいさんを。
ついにやってきた!
大きなお腹に白いヒゲ。赤い服のノエル・パパ(サンタクロース)!
サンタクロースは子どもたちにイルミネーションをプレゼントした。
そして、何を思ったか、突然帽子を脱いで自らの髪をハサミで切り始めた。
この小児病院には小児ガンと闘う子どもたちが入院している。
抗がん剤の影響で、髪の無い子どもたちも多い。
サンタさんは子どもたちの抱える羞恥心も不安も共有するように、自らの髪を切ったのだ。
子どもたちや職員もお手伝いし、あっという間にサンタさんの頭はすっきりした。
最後はサンタさんと子どもたちで写真を撮り、プリントされた写真はイルミネーションのツリーに吊り下げられた。
ガンと闘う子どもたちには心強かったことだろう。
大好きなサンタさんが、自分たちに歩み寄ってくれたのだから。
このサプライズ、実は本当にサプライズだったそうです。
サンタさんが来ることは職員や子どもたちには伝えられていたそうで、もちろんカメラも回っているのでバレバレなのですが、サンタさんが髪を切ることは病院職員すら聞かされていなかったんだとか。
- 2017-12-13 (水) 8:02
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