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寄付した食料をバーチャルで受け取ってもらえる、マスターカードによる「A Priceless Delivery」

A Priceless Delivery

アラブのマスターカードが、情勢の悪化で避難を余儀なくされている人たちに食料を援助してもらおうと、バーチャルで受け渡しができるブースを作った。

ブースではまずマスターカードで援助物資としての食料を購入してもらう。
約280円で、食料（食料援助活動をしているsalmaaidの協力）1袋分だ。

ブースの近くには難民キャンプと食料援助に並ぶ人たちの映像が映し出されたモニタが用意されていて、モニタの端から食料を投入すると並んでいた人にその食料が手渡される映像が流れる。実際は入れてもらった食料をこの後でsalmaaidが届けることになるのだが、自分から手渡しできたように見えると誰かを助けた感覚がより強くなるのだろう。バーチャル手渡しがしたいがために寄付してくれる人もいるだろうから、ニセモノの映像をつかったバーチャルであっても実際に援助される人たちにもメリットはある。

一人で5口、10口と寄付してくれる人も多く、全部で10万食を超える食料援助ができたそうな。富裕層が多いドバイのショッピングモールで行ったのもよかったのかもしれませんね。