空港で人を待つ間に行方不明者の情報を覚えられる用紙「Itaka Foundation - Waiting Signs」
ポーランドで行方不明者を探す唯一のNGO Itakaが行った、行方不明者を覚えてもらう施策です。
ポーランドでは年間17000人以上が行方不明になっているそう。今までのように行方不明者の指名を発表していてもなかなか効果が出ない。
そこでItakaは、ポーランドの空港の到着ロビーに出迎え案内用の紙を置いた。
この紙、到着した人の名前を書いて気づいてもらえるようにするためのものだが、裏には行方不明者の顔写真や名前などがプリントされている。人を待つ間に行方不明者の顔と名前を覚えることができるのだ。
動画を見る限りプリントされている行方不明者情報は、1枚の紙に対して1人。行方不明者情報をじっくり見られる人も限られている。これが元で解決する確立はかなり低い気がする。
とはいえ、今までと違ったことをして行方不明者に関心を持ってもらうことは大事です。これから人と出会う場所で、どこかに大切な誰かと出会えなくなって困っている人がいることを認識できれば、今まで気に止めてなかった行方不明者捜索依頼の張り紙にも目が向くかもしれませんからね。
- 2014-09-14 (日) 12:57
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