ケニアに住む4才の少年が死ぬまでにやりたかったこと。Water is Lifeによるドネーションキャンペーン「4 Year Olds Bucket List」
ケニアに住むマサイ族のNkaitole君は4才です。しかしこの地域では、5人に1人は5才まで生きられません(動画の説明による。詳しくは後述。)。それは綺麗な水が飲めないことも原因のひとつです。
だから、Water is Lifeは、彼が死ぬまでにやりたいこと(バケットリスト)を実行してあげることにしました。
ボートに乗ったり、足の速い陸上競技の選手と走ったり、飛行機に乗ったり、ナショナルスタジアムでサッカーをしたり、ファーストキスをしたり、海を見たり・・・
もちろん彼が5才まで生きられないということではありません。このキャンペーンがなかったらこのリストの一つも実行できずに年老いていったかもしれません。でも、彼のような子どもたちはたくさんいて、生きられたらやりたいことができるかもしれないチャンスはあるのです。綺麗な水を飲ませてあげましょう。
動画の説明には「There's a 1 in 5 chance Nkaitole won't reach the age of 5 due to unsafe drinking water. 」とありましたが、ケニア全体での5歳未満児死亡率は2011年のユニセフによる統計だと、145/1000人(男:78人 / 女:67人) です。この中には水以外が要因になっている死も多いはずなので、5人に1人というのは数字が大きいのかもしれません。もっとコミュニティが狭いと話は別でしょうが。
とはいうものの、100人生まれたら14〜15人が5才までに死んでしまうのは多いのは間違いありません(ちなみに日本は同統計で7/1000人)。水で少しでも解決するのなら、なんとかしてあげたいものです。
→Water is Life
http://www.waterislife.com/
→世界子供白書2013 基本統計 - 日本ユニセフ協会
http://www.unicef.or.jp/library/toukei_2013/m_dat01.pdf(PDF)
- 2013-08-10 (土) 8:44
- Video