意思を受け継ぐ漁船の美
AAPAの公演を観た後は、別に予定がなかったので(公演観るためだけに行ったのでw)、近くの漁港に寄ってみました。
カモメを観たり、クラゲに心奪われていたのですが、ふと気づいたのがこの漁船の先端にある木彫。よくよく見ると、全部ではないものの、多くの漁船に取り付けられていたので、いくつか撮影してきました。
うっすら中央に家紋のようなものが見えます。
「中」が掘られています。屋号でしょうか。
金が鮮やかに塗り直されています。中央には「┐の中にカ」。
こちらは「松」です。屋号や家紋以外は同じような掘りですね。
松の横には「竹」。
3双並ぶと荘厳です!
あくまで憶測なのですが、この部分だけ代々継がれたきたのじゃないだろうか、と。もしかしたら木造船時代から、とか?どちらにせよ、長年一緒に漁を体験してきたという年季を感じました。人間の皺のように。
新しい船の中にも、ペイントで同じ模様が描いてあるものがありました。
- 2009-08-16 (日) 10:42
- 4c'sn. | Mawari-Design
◇関連するエントリー
- 1つ新しい記事 : 枝のある電柱
- 1つ古い記事 : 小さな風を生み出す方法 あるいは、鏡の国の対話と反発