世界最古、1600年前の手書き聖書を公開するCodex Sinaiticus
cnn.co.jpに「世界最古の手書き聖書をネットで公開 大英図書館」という記事があったので調べてみました。記事によると、大英博物館が中心となって、世界でバラバラに保存されているものを集めて、ネット上で一冊にしたとあります。
公開されたのは「シナイ写本」と呼ばれるギリシャ語で書かれた聖書。すべて手書きで4世紀半ばごろに書かれ、修正が入っている部分も数多くある。エジプトのシナイ山にある修道院で約160年前に見つかった。
4世紀というと日本では古墳時代。
そんな頃の聖書が手書きで存在することに驚きました。
現代の聖書とは異なる部分も多く、現代の新約聖書には含まれていない巻が2冊、旧約聖書には含まれていない巻が少なくとも7冊あるという。一方で、キリストの復活について記した一節が存在しないなど、現代の聖書にはあるがシナイ写本にはない内容もある。(cnn.co.jp)
現代の聖書との「差」は興味深いですね!
その聖書を公開しているのがこちらのサイト。
上部メニューの「SEE THE MANUSCRIPT」から、もしくはその右にある「GO TO:」から実際の聖書を見ることができます。
さすがに1600年前のものとなると、破れなどない完全な状態ではない模様。ほとんど残っていないページもあります。見たところで言葉はわからないのですが、1600年経った誰かの書いた紙と文字を見ているだけで、改めて不思議な気持ちになってきます。
→Codex Sinaiticus
http://www.codex-sinaiticus.net/
→世界最古の手書き聖書をネットで公開 大英図書館 | cnn.co.jp
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200907070019.html
- 2009-07-09 (木) 15:56
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