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あなたの欲しかったものはゲットできた？Kohl’sによる2020年クリスマスCM「Give With All Your Heart」

Give With All Your Heart | Kohl’s Commercial

アメリカの小売りチェーンのKohl’sが、早くもクリスマスシーズンのCMをはじめています。
この季節感の微妙なズレ、新型コロナウイルスの影響もあるように感じますね。

女の子はある日、窓の外を見ていた。
するとお隣の家におばあちゃんを発見！
すぐに段ボールに"Hi"とメッセージを書いて、おばあちゃんの家の方に向けた。
たまたまKohl’sの段ボールがあってよかったね。

で、おばあちゃんはお返しに"Nice to meet you"と書いたメッセージを窓に貼ってくれた。
そこから二人の窓越しの文通は始まる。

「お友だちになって！」
「是非とも」

「好きな色は？」
「緑。あなたは？」
「赤よ！あなたの名前は？」

次の日、女の子がお返事を見に行くが、メッセージは「緑。あなたは？」のままだ。
それからずっと、ずっと。
何日が過ぎて、季節が変わっても。

とうとうクリスマスになった。
女の子は朝起きて家族のいるリビングに向かう。
するとペットの犬が何かに反応して鳴いた。
女の子が外を見やると、隣の家の窓の中にはおばあちゃん！

おばあちゃんは新しいメッセージをこちらに見せてくれた。
「あなたの欲しかったものは手に入った？」
それを読み、静かに頷く女の子でした。

女の子の欲しかったもの、願ったことは何だったのでしょうか。
それはきっと・・・

ところでおばあちゃんですが、クリスマスの日にまた現れた時、入院患者用のリストバンドをしていました。
つまりそういうこと。
それが何の病気なのか、新型コロナウイルスなのかは言及がありませんが、今年だからこそのCMと考えるならば、これはこれでそういうことなのでしょうね。

ずっと女の子は家の中にいた。
お隣さん家にもいかなかった。
お隣さんは突如入院し、幸いにも退院してきた。

今のアメリカの現状ととらえるならば、良かったという安堵の気持ちよりも先に恐ろしさを感じてしまうところです。
こういう状況下にあるため、Kohl’sとしても早めのクリスマスシーズンPRをすることで、リアル店舗ではなくオンラインでの売り上げを伸ばそうとしているのでしょう。段ボールが映っていたのはそういうことと思うのです。