パラオの入国スタンプは、自然を護るための誓約書「The Palau Pledge」
昨年12月以降にパラオを訪れた人は、パラオ入国時にサインをさせられたはずです。
パラオの自然を護るために。
パラオの主要産業は観光です。
南の島国へのリゾート目的の観光客にはぜひ来て欲しい。
しかし、一方で問題もあります。
観光客数が人口の何倍にも膨れ上がった今、パラオではゴミ問題が発生しているのです。
心無い観光客によって出されるゴミで、パラオの人たちは苦しんでいます。
来て欲しいけれど、しっかりルールは守ってほしい。
そこで、昨年12月以降、パラオの入国スタンプが変更されました。
入国スタンプは、入国日時が書いてあるだけのものがほとんどですが、変更されたパラオのスタンプは違います。
自然を壊さないことを誓約させるスタンプになっているのです。
スタンプを捺された時に、入国管理官から誓約書(スタンプ)へのサインも求められます。
これだけしないと意識付けができないのは情けないですけどね。
でも、これでゴミが減るなら良いことです。
スタンプは英語のほか、多言語が用意されています。
日本語のものもあります。
日本語スタンプでは次のように書かれているそうです。
パラオの皆さん、
私は客人として、
皆さんの美しく
ユニークな島を保存し
保護することを誓います。足運びは慎重に、
行動には思いやりを、
探査には配慮を忘れません。与えられたもの
以外は取りません。私に害のないものは
傷つけません。自然に消える以外の
痕跡は残しません。
来たときよりも美しく。
いつもそう思って行動したいものです。
→パラオ・プレッジ(誓約)導入について|START OF PALAU PLEDGE UPON ARRIVAL - パラオ共和国大使館
http://palauembassy.or.jp/blog/2017/12/palau-pledge/#.W4MbPpP7TfA
- 2018-08-27 (月) 8:31
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