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ウェス・アンダーソン監督によるH&Mのクリスマスショートフィルム「Come Together」

Come Together

H&Mがホリデーシーズン向けのショートフィルムを公開しています。この絵面を見てピンと来る人もいそうですが、なんと監督はウェス・アンダーソン!

舞台は走る列車。
車掌ラルフと、乗客によるストーリー。

窓の外は吹雪いている。
車掌はマイクを手に車内アナウンスを始める。

「みなさま、夜の悪天候と機械トラブルにより進路変更を行いました。従いまして到着は11時間半遅れる見込みです。ホリデー前に申し訳ありません。私の休暇も台無しです。」
乗客はそれぞれの部屋でそのアナウンスを聞いている。各部屋には誰かへのプレゼントが用意されている。みんなクリスマスに誰かに会いに行くのだろう。

車掌は続ける。
「20分後、車両後方カフェテリアにてクリスマスブランチをご提供します。ぜひお越しください。」

次に車掌は駅に電話をかける。
「駅長?フレッドだ。ハサミは入れた?画用紙は?延長コードは?高さは大丈夫か?」
それだけ聞くとアシスタントポーターのフリッツを呼び出し、車掌室と反対の部屋の窓を開けてフックを伸ばして何かをひっかけ車内にいれた。

それから19分後。
アナウンスから20分後、クリスマスブランチの時間だ。
乗客たちはそれぞれカフェテリアに向かった。
最後に部屋から出てきた少年がカフェテリアに入ると、そこはクリスマスの飾り付けでクリスマス色に染まっていた。列車は遅れてしまうけど、みんな一緒のクリスマスを。

車掌役は、同じくウェス・アンダーソン監督による「ダージリン急行」で次男役だったエイドリアン・ブロディ。あの時列車の乗客だった彼が車掌役とは、ウェス・アンダーソン好きにはたまらん配役です。

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