排気ガスによる大気汚染を見える化してドライバーに伝える「DGT - Breathing Billboard」
スペインのマドリッドはヨーロッパで二番目に大気汚染が酷い街となった(2015年)。そのことを重く受け止めた行政と道路情報を流しているDGTは、ドライバーにインパクトのある情報を伝えることにした。
大型ビジョンのビルボードにはリアルタイムで大気汚染状況を計測できる装置を設置。その数値が悪化するに従い、ビジョンに映る子どもが咳き込んでいくのだ。そしてこんなメッセージが表示される。
「道路交通の犠牲者、その全てが事故によるものではありません。毎月スペインでは約400人の小児喘息が新たに認められている。」
ドライバーは車内にいると外の空気のことをそのまま感じることはありませんから、そういう気づかせるメッセージで少しでも排気ガスについて考える人が増えればいいのだが。
- 2016-11-29 (火) 7:42
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