子どもたちの目で人と人の違いを見てみよう。フランスのナオミ協会によるキャンペーン「LES YEUX D'UN ENFANT」
何組かの親子が部屋に連れてこられた。親と子の間にはパーティションがありお互いは見えない。目の前の画面に映る人の表情を、それぞれが真似します。
画面に映った人は、いわゆる変顔をしていく。それを見た親子は、可笑しがりながらその表情を真似る。しかし、ハンディキャップを持っていると思われる少女が映った時、親子の反応は変わった。いや、変わったのは大人の反応だ。見るからにハンディキャップを持つ少女の仕草は真似ようとはしなかった。一方子どもたちはというと、画面に映っているのが誰であろうと真似をし続けている。
差別をすることはもちろんいけませんが、心の中でハンディキャップを持つ人との間にボーダーを引いてしまっていませんか。画面の中の彼女は楽しんでいます。真似することは恥ずかしい?馬鹿にしていると思われるんじゃないかと思った?
確かにそういう考えもあるかもしれません。
現在YouTube上ではGood評価が圧倒的なのですが、日本で同じようなキャンペーン動画を企画し公開したとすると、変に炎上しないだろうかという不安もあります。
そういう意味で考えさせられたキャンペーンだし、個人的には過去にハンディキャップを持つ人にたずさわるお仕事もしてきたので、改めてこういうことに関してしっかり考えるべきいい機会だと感じた。
- 2014-12-05 (金) 8:37
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