新潟市美術館の新ロゴとシンボルマークが決定!デザインは服部一成さん
新潟市美術館は今までロゴやシンボルマークがなかったということで、開館27年目にしてプロポーザルにて募集し、全国の個人や団体37者から43点の応募を得、今回最優秀者として有限会社 服部一成(代表 服部一成さん)の作品が選ばれました。先日同館で発表を兼ねたフォーラムが行われたようです。
シンボルマークは新潟市美術館の「N」をモチーフに、光り射すイメージを図案化されているそう。
またロゴ(ロゴタイプ)は、ドット文字でデザインされています。館の外観が直線的だから、そこからインスピレーションを得られたのかもしれませんね。
今回はプロポーザルということで、募集の目的や活用についての展望もはっきり明示されています。抜粋して引用すると次の通り。
1.業務名
「新潟市美術館ロゴデザイン業務」2.業務の目的
これまで新潟市美術館には,明確なロゴがなかった。
今後は,お客様等が,見ただけで「新潟市美術館」と認識してくださるようなロゴを制作し,これを運用したい。
お客様等に,一定の質をイメージしていただけるようなロゴとし,また,これを付した当館サービスを選択していただけるような広告宣伝活動において活用できるものとしていきたい。そして,長期的には,良好なブランドイメージが新潟市美術館に定着するようにしていきたい。
以上に寄与するロゴとその運用方針をデザインすることを,本事業の目的とする。3.新潟市美術館ロゴの活用について
新潟市美術館は,1985(昭和 60)年 10 月に開館し,近現代の優れた美術作品を収集・展示する「みる」美術館,市民が気軽に美術の創作活動に参加する「つくる」美術館,市民が作品を発表して語りあい,美術についての見聞を深める「語る」美術館を,基本的性格として活動してきた。
今後は,当美術館を,より一層市民・全国に認知され,より一層市民に誇りに思ってもらえるものにしていきたい。
そのため,新潟市美術館のチラシやポスター,館の案内等の各種印刷物や,ウエブサイトなどにおけるロゴの挿入,あるいは大型グラフィックバナー等,展覧会造作物等の一部へのロゴの挿入,あるいはエントランス周辺の掲示物へのロゴの挿入など様々な局面においてロゴを活用していきたい。
なるほど、このロゴやシンボルマークが新潟市美術館のイメージと自然と重なっていくような事業展開に期待したいところです。WEBサイトも見づらいので、これを機に見やすいサイトになればいいなぁ。それと、美術館として大事なことは、地域への美術文化の教育・普及・啓蒙だったりするので(もちろん美術品の研究・保護や観光もありますが)、特に市民が行ってみたくなる美術館作りをもっともっと目指して欲しいです。服部さんデザインのロゴに決まったということで、いやでもいろんな媒体に取り上げられるのは必至ですし、訪れたお客さんに「なーんだ…」と思わせないように頑張ってください!!
ところで、引用文中、読点が「,」になったり、全角の数字が使用されている点は、お役所系にもよく見られるので目を瞑りましょうね。
→新潟市美術館
http://www.ncam.jp/
→新潟市美術館のロゴ,シンボルマークが決まりました!(ロゴPDF有り)
http://www.ncam.jp/news/rogo201203_news.html
- 2012-03-22 (木) 18:00
- Logo+CI+marks