三匹の子豚は有罪か、無罪か。イギリスGuardianのCM「Guardian open journalism: Three Little Pigs」
誰もが子どもの頃に聞いたことがあろう童話「三匹の子豚(さんびきのこぶた)」を題材にしたCMです。
映像を観る前に、三匹の子豚がどういう話だったかというと・・・
母親から離れた三匹の子豚が、それぞれ家を建てる。1番目の子豚は藁で家を建てるが、狼が来て吹き飛ばしてしまう。2番目の子豚は木で家を建てるが、これも狼は吹き飛ばしてしまう。3番目の子豚はレンガで家を建てる。さすがに狼も吹き飛ばすことはできないので、煙突から入ろうとする。しかし、子豚は煙突の下に煮え立った鍋を用意し、落ちてきた狼は死んでしまう。
お話により、1番目と2番目の子豚が狼に食べられてしまうものや、3番目の子豚の家に逃げ込むものもありますし、狼も最後に死んでしまうものや火傷で済むものもあります。このCMでは、「3匹の子豚は生き残り、狼は死んだ」という設定が前提になっています。
狼が死んだのは、子豚の正当防衛だったのか、それとも過剰防衛だったのか、はたまた殺されたのか。捕まった三匹の子豚は裁判にかけられますが、生前バスの中で吸引薬を吸う狼が映っていたことから、狼は吹き飛ばそうとしたのではなく喘息だっただけじゃないのかという議論が起こったりします。ガーディアンの「Guardian open journalism」では人々がこの事件を議論。Twitterでもハッシュタグを付けて意見を交わしあいます。
ものごとに関心を持つことも大事だけど、それを冷静に議論しあえるかというと、これまた難しいですねぇ。
→Open journalism | Media | The Guardian
http://www.guardian.co.uk/media/open-journalism
- 2012-03-04 (日) 11:05
- TV・CM
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