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2005-11

アムステルダム国立美術館展

amsterdam

amsterdam
size:297×210mm
color:4c/4c
Event Info:2005/10/25 - 2006/01/15 @兵庫県立美術館 

この秋、フェルメールからの恋文(ラブレター)

オランダ絵画の黄金時代
アムステルダム国立美術館展

アムステルダム国立美術館の改修に伴う世界巡回の展覧会。日本では神戸のみの開催だそうです。日本初上陸の作品もかなりあるようで、オランダだけにフェルメールやレンブラントが目玉です。フェルメールは「恋文」、レンブラントは「青年期の自画像」「修道士に扮する息子ティトゥス」など。観たいなぁ。工芸作品合わせて全部で90点というとこが気になりますが・・・。
フェルメール、ウィーンの美術館で一度お目にかかったことあるのですが、ため息つくほど綺麗でした。「フェルメールの時代展」は行かなかった。レンブラントは数年前に「大レンブラント展」していたのに行けず。一度生でライティングを確かめたいなぁ、と思いつつ。
この告知チラシで群を抜いて心を鷲づかみにしたもの、それはフェルメールやレンブラントじゃなく、ヘリット・ヤーコブセンの「賭け用コップ」。おそらく銀製の鈴型のコップに、ヤジロベエみたく鳥が2羽飛んでいます。素敵だぁ!・・・いつも鳥には目がないだけです。

知識もないので、絵のことなんてなにもわからないけど、いろんなものを観たいものです。

MILLIONS

ミリオンズ

ミリオンズ
size:256×182mm
color:4c/1c

ある日 空からお金が降ってきた

『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督作品。
母を亡くした兄弟の隠れ家に、ある日突然大金の入ったバッグが降ってきた!
そんなはじま方のようです。監督自身、「堂々と子供に観せられる映画を作りたいと思った」と言っているし、奇跡、希望、暖かさと優しさに焦点を当てているようです。ちょっと観たいかな。

このチラシ、好きだし。
青空、鳥、それだけで好きなんですが・・・
とてもわかりやすいアートワークですよね。お金降ってるもん。チラシは、インパクトも大事。このチラシは、他のチラシと並んでいても、つい視線が向かうようなインパクトがあります。おっ、なんだろ?ってね。
もちろん、映画のイメージを大切にしなきゃいけないんだけど、映画の宣伝ツール=なるべく多くの人が手に取りたくならないといけないので、そこが難しそう。チラシだけじゃなく、なんでもそうだけど。
ま、それがどのような目的なのかをわかっていないと、ビジネスとしての物作りはできないですよね。基礎であり、自分自身への戒め。

それと、、、このチラシ、お札が描かれていますが、日本だと明らかに偽物とわかるもの(でかすぎる、とか)については「見本」とか書かなくても犯罪にはならないんだったかな?どうだっただろ?また調べよ。メモメモ。

SPECIALITIES Vol.13

gojo

gojo
五條製紙株式会社 紙見本
size:125×178mm
函入り 型押し 角丸など

五條製紙の紙見本に新作が出ました。
『SPECIALITIES Vol.13』は、パールやアルミ蒸着転写、ホログラムなどの紙見本。
パッケージにも使用可能な紙厚で、ぎっしり詰まっています。豪華に函入り!更に、特殊紙の構造や、特殊紙に印刷する際の注意点が細かく説明してあり、それだけで教科書にもなりうる一品。それぞれの紙に、型押しとCMYKの試し刷りがしてあるので、インクの乗りとか発色も確かめられます。
こんな紙を使って何か作ってみたいなぁ・・・。

毎回思う、五條製紙、サイコー!

花椿 No.666

hanatsubaki

hanatsubaki
size:297×230mm
color:4c
p38 表1がんだれ
AD:仲條正義

資生堂のPR誌『花椿2005年12月号』は、デザインするにはなかなか扱いづらいピンクの表紙。
今月のコンテンツは、クリスマス、パンク、ポリシックス、第二十三回現代詩花椿賞、などなど。
最近の花椿は、個人的にそれほどそそられないのですが(表紙がんだれ見返しが資生堂のADになってから・・・)、現代詩花椿賞受賞の詩には興味を抱かされた。(以下、ネタばれ注意)
ある一定の文章のかたまりずつが、罫線で囲ってある。それがたくさん点在している。様々な言葉が綴られている。そして、最後の注釈に、□(罫線)は家の形、と記してあるのです。そこで初めて今まで読んできた言葉たちが、ひとつひとつ頭の中でまとめられていく。更に、もう一度そのことを頭に入れて読んでいくと、また少し違う印象がうまれてくる。
これは、単に言葉だけの詩ではなく、表現手法としての言葉であって、たまたまそれを詩という分野にカテゴライズしたものだ、と感じた。

さて、毎月花椿をもらうと、最初に目をやる場所がある。それは表4のADスペース。
資生堂の商品の、ここでしか見られないアートワークが見られる。すごく小粋なやつが。
今回のは、イメージもコピーも好みではなかったけど。

ある朝スウプは

soup

soup
size:256×182mm
color:4c/1c

2004年ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2004 グランプリ&技術賞をはじめ、海外映画祭でも数々のタイトルを手にしている、高橋泉監督の『ある朝スウプは』のチラシ。
全体的に少し悲しみを帯びている印象を受けるチラシです。(映画は観ていないので、あくまでチラシから受けるイメージ)
写真横に「100%純愛映画」との文字が乗っていて、愛+悲しみという要素が、僕の中では『ジョゼと虎と魚たち』に結びつきました。あぁ『ジョゼ・・・』のチラシも素晴らしかったなぁ。

話を戻して、このチラシですが、写真は今井智己氏、スタイリングは根本きこ氏によるもの。
琺瑯のスウプボウルと、アジアンチックなグラス、白いタイルが印象的です。

チラシの裏には、根本きこ氏による「ある朝のスウプ・レシピ」も載っています。
シンプルながら、朝のお腹には抜群に良さそうなレシピ。
作ってみたいですが、朝食食べない派なのですよね・・・。
でも、そのうち作ります。ある夜のスウプとして。

あ、チラシ裏に『ジョゼ・・・』の犬堂一心監督のコメントがありますね。はは。

trippen 2005 fall/winter

trippen

trippen
size:210×80mm
color:4c
p18 

昨日のエントリーから引き続き靴シリーズ。
trippenの2005 fall/winterカタログです。
すごくあっさりした作りなのですが、グレーの表紙のマットな質感とか、
カタログとしての必要項目(商品写真、商品名、価格)だけを、紙面に並べていて、落ち着きと高級感を持ちます。
中面の紙は非常に薄く(軽く)、印刷が裏写りしていしまうため、全ページ袋とじにして、袋の外側だけに印刷する方法をとられています。
薄い紙で、18ページなのですが、この袋とじ仕様のおかげで、カタログをゆがめると袋の間に隙間がうまれ、カタログ全体の厚みが増し、ページ自体もめくりやすくなります。・・・狙っているのよねぇ?

カタログの入っている封筒も、カタログ表紙と同じ紙で、綺麗です!

このカタログ、偶然いただいたのですが、あんまりもらえないようです。靴買ったらもらえるかな?
trippenで靴買ったことないからわかんないです。

deep for rest.

birken

birken
size:216×156mm
color:4c
p146+α 無線綴じ 函入り 上製本 角背みぞつき
AD,D:サイトヲヒデユキ

ぐおー!!!!
なんということ!
今季(2005-06 Autumn & Winter)から、BIRKENSTOCKのカタログが豪華になりすぎています!
今まではミラー紙の表紙の角背無線綴じの、それでもカタログとしては立派だったのですが、今回からはどうしたことでしょうね。
まず函入りなのにびっくりです。
次に表紙の紙の質感、次いで中面デザイン。
もうね、万歳です!!!カタログ好きでよかった!
こんなのタダでいいんですか????(お金出してでも買いますよ!)
中面の写真を含めたディレクションも、すっきり綺麗で、思わずビルケンの靴がほしくなりました。
でも、ほしくなったのはレディースサイズしかないポ・・・。

豪華すぎて今までより数がないようで、店員さんに尋ねないともらえませんでした。
素敵なカタログをもらうためには、恥ずかしさなど捨てましょう!!

誤植読本

gosyokudokuhon
『誤植読本』
編著:高橋輝次
ブックデザイン:麻生隆一
編集担当:植草武士
発行:東京書籍
初版:2000/7/28
size:195×135mm
p268 
amazonでこの本を見る

あってはならないもの。自分が作ったもので見つけたら、見なかったふりをするもの。誤植。
その誤植をテーマにした随筆を集めた一冊。
人の不幸はなんとやら。人のふり見て我がふりなおせ。どっちにしろ、タイトル買い。

内容は5つの章にまとめられ、
1.誤植打ち明け話
2.著者の眼・編集者の眼
3.誤植・校正をめぐる思索
4.近代作家の誤植・校正
5.校正の風景
となっています。

名だたる作家の誤植に対する文章は、なかなか面白い。

フィリピンの紙幣に印刷されたアロヨ大統領の名前の綴りにミスがあったというニュースを受けてのエントリーでしたー。
誤植はこりごりでっす!

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